~家出人捜索班~
人探しには人探しに強い探偵事務所を
探偵社、探偵事務所にはそれぞれに得手や不得手があります。一番多いのは我々の仕事の大半を占める浮気調査などの追尾調査を得意とする所です。その為、各事務所ともHPなどでは「人探し」と言う項目を謳ってはおりますが、実際には依頼数も少なく現場の探偵はそのノウハウやスキルに乏しいのが実情です。
一言で「探偵」と言っても追尾調査と行方調査のスキルは全くの別物で、前者は目の前の対象者を追ってその行動を撮影し、証拠として残して行く動的調査。後者はゼロの状態から捜索対象者の行動を、性格や置かれた状況等を分析し、行先を予測した上で聴き込みを繰り返しながら地道に発見へ導く頭脳プレー的な調査です。後者の場合発見後の対象者をお引渡しまで見失う事なく追尾する必要もありますので両方のスキルが必要ではありますが...。
また個人情報にうるさい昨今、聴き込み調査は非常に難易度が高く、捜索をする探偵には高いコミュニケーション能力が必要となる為、追尾調査を生業としている探偵にとっては一番苦手な事でもあるのです。
大手探偵社の中には人探しに非常に力を入れている所もあるのですが、その実情は「ローラー調査」と言われる“チラシまき”が主となっており、下請け探偵社のアルバイト達が課せられたチラシノルマをただ熟すと言う捜索とは程遠い“作業”をしています。また緊急性を煽り1調査に3名~4名使うと言う提案で契約をさせられてしまう事も多い為、仮に調査員1名の時間単価が8,000円だとして1週間の捜索を依頼すると「8,000円×4名×10時間/日×7日間=2,240,000円」と言う恐ろしい金額となります。終了後は「これだけやったけど見つかりませんでした」と言わんばかりの、アルバイト達がチラシを配った店舗等を撮影した看板の写真がびっしりと並んだ分厚い報告書渡されて終わるケースも多く、200万も出して看板の写真集を買った様なものになってしまいます。
これらが全てではありませんが私自身がこの仕事を学ぶ中で経験して来た、非常に残念な事実の一部です。
弊所もご多分に漏れず圧倒的に浮気調査のご依頼が多い為、捜索のご依頼案件数は多くはありませんが、開所以来この2年半(2021.2月現在)の間で8件の捜索依頼を頂き、6件の直接発見からのお引渡し、1件の有力情報からの調査終了後の捜索対象者のご帰宅と言う好結果を実践しております。調査期間は最短のもので調査開始初日と言う奇跡的な発見から、苦労を重ね約1ヵ月程(実働日数15日程)のお時間を頂いたものまで様々ではありますが、基本的には1人での実施ですので費用的なご負担も最小限です。
実施に際しては原因、性格、嗜好、交友関係等、可能な限りの情報収集を行った上で、捜索対象者の取りそうな行動を予測、滞在している可能性の高いエリアを選定し、効率よく行います。捜索初日、選定した現地へ出向き、開始から1時間にも満たない奇跡的な発見と言う実績を得られたのもこれらの事前準備、予測等が全て噛み合った結果と自負しております。
人口約1億2千万人の中からたった1人の人間を探す訳ですから、当然結果を確約出来る仕事ではありませんが、弊所のもつスキルで少しでもお力になれればと思い捜索の仕事に力を入れております。